「宇宙を科学する」
1月11日(月・祝)、宇宙物理学者の池内了さんと理論天文学者の小久保英一郎さんの対談が行われました。タイトルは「宇宙を科学する」。
池内さんは、兄はドイツ文学者の池内紀さん、甥はアラブ研究者の池内恵さんという学者の家系で、文系と理系という分断を超える「新しい博物学」を提唱しています。小久保さんは、TBS「情熱大陸」や女性誌「CLEA」「ミセス」にも取り上げられる気鋭の若手研究者。異色の「科学者」とも言えるお二人には、「研究すること」「教育すること」「伝えること」は科学者にとって等しく重要であるという共通の思いがあるようです。
小久保さんによる「池内さん語録」の紹介からスーパーコンピュータの事業仕分けまで、話題の尽きない中、「科学でお腹は膨れない、科学がなくても地球は回る、けれど、文化としての科学がない国なんて寂しいでしょうね」という、池内さんの言葉が特に印象的でした。
最後に、大学生の方からこんな質問が出ました。
<質問>:「大学時代にどのように知力を高めましたか」
<池内さん>:「浅く広くをいとわない」浅くていいから、幅広く様々なことを知ることで、色々な物の見方があるということを発見するのが大事。その積み重ねが、物事を考える基礎になる。
<小久保さん>:「現場主義」親に借金をしてでも、自分は何が好きか、どういうものに興味を持つか、自分の足で探しに行くこと。そうやって見つけた「好きなこと」はずっと好きでいられる。 研究者として第一線に立ち続けるお二人の答えに、会場の皆様もしきりにうなずいていらっしゃいました。ご参加の方には、「科学」を身近に感じる楽しいひとときを過ごしていただけたのではないでしょうか。
写真:小久保英一郎さん(左)、池内了さん(右)
「藤巻幸夫人生学」
去る2009年11月14日(土)午後1時から横浜教室において、百貨店時代にはカリスマバイヤーと呼ばれ、現在は藤巻兄弟社代表取締役、ブランドプロデューサーの藤巻幸夫さんをお招きし、「藤巻幸夫の人生学」をテーマにお話しをしていただきました。
当日は、多くの藤巻ファンの方々にお集まりいただき、みなさん藤巻さんのお話に真剣な眼差しで耳を傾け、一生懸命にメモを取られる姿もありました。
藤巻さんのお話は、百貨店勤務時代の裏話からはじまり、カリスマバイヤーといわれるようになった経緯、そして老舗企業の社長となり苦難な時代を乗り越えたこと、さらには、モノ作りへの飽くなき探求など、様々なこだわりを熱弁され、それらの貴い経験から紡がれた人生哲学をお話してくださいました。
実は、講座当日の藤巻さんは、お風邪を召されて体調を崩されながらも、受講者の質問にも真摯に応えてくださりながら、みなさんに元気を注入してくださったのが印象的でした。
人やモノなどすべての出逢いを大切にされる藤巻さんのお人柄に、多くの受講者がグッときたように感じられます。藤巻さん、お忙しい中をありがとうございました!
1月30日(土)午後1時から、横浜教室でピアニストの遠藤郁子先生をお迎えして、ショパン生誕200年を記念し、レクチャー&コンサート「ショパン・若き日の知られざる作品を集めて」が開催されました。遠藤先生が横浜教室にご出講されるのは、これで3回目となります。
このほかにも「雨だれ」や「革命エチュード」「英雄ポロネーズ」なども弾いてくださり、遠藤先生の入魂の演奏に、教室内は感動の渦に包まれました。遠藤先生!素晴らしい演奏をありがとうございました!!
去る5月23日(土)、プラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏×理論天文学者の小久保英一郎氏の講座が開講されました。受付開始日からお申込みが殺到!ご用意した160席はすぐに満席になりました。首都圏以外からご参加の方も多く、おふたりに対する注目度が伺えます。当日は、前半にそれぞれの専門分野について映像を交えてお話しいただき、休憩をはさんで、後半は対談&質疑応答という盛りだくさんの内容。日本科学未来館のプロジェクトでお仕事を一緒にされたおふたりは息もぴったりあって、最新の研究成果から宇宙観までお話は尽きず、終始和やかなムードであっと言う間の2時間半でした。ご参加の方々には、しばし、忙しい日常を忘れ、果てしなく広がる宇宙に思いを馳せていただけたのではないでしょうか。